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高金利円定期

今、巷で「元本保証で高金利」、「金利が上がる円定期」など、従来の預金に比べて、高めの金利を売り物とする新型定期預金が人気を集めています。

高金利円定期とは?

これは、正式には「満期特約付き円定期」といわれるもので、顧客でなく銀行側が満期(預入期間)を決めるのが特徴となっている金融商品です。

この満期特約付き円定期を2004年に本格的に扱い始めた「新生銀行」では、今年3月末までに約9,000億円もの販売額を記録しています。

また、「あおぞら銀行」、「東京スター銀行」、「イーバンク銀行」などが、新生銀行に続く形で、この満期特約付き円定期の販売を始めています。

新生銀行の「パワード・ワンプラス」の預入期間は、5年もしくは10年です。そしてその金利は、当初5年間が年1.5%、6年目以降が1.6%(ともに税引き前)となっています。その他の同様な商品については、下の表をご覧ください。

銀行 商品名 預入期間 金利(/年・税引き前)
新生銀行 パワード・ワンプラス 5年または10年 1.5〜1.6%
あおぞら銀行 エクセレントファーストV(バリュー) 最短4年・最長10年 1.5〜3.0%
東京スター銀行 右肩上がり円定期(10年タイプ) 6年または10年 1.6〜2.0%
イーバンク パーカッション10 5年または10年 1.6〜1.8%
(2006年9月現在)

この商品は、銀行が自らの都合の良いように満期を決められる点が特徴です。

そのため、金利上昇局面では、預入時に定めた低めの預金金利を維持した方が得なので、満期は長くなります。逆に、金利低下が進めば満期は短くなるのです。


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高金利円定期の欠点

もちろん、「元本保証」のうたい文句は、満期まで保有し続けた場合に限られます。

もし中途解約する場合、通常の定期預金であれば利息が減るだけでたいした問題ではありませんが、満期特約付き円定期の場合は、デリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ複雑なつくりとなっているため、元本を大きく割り込む可能性があるのです。

どれだけの元本割れになるかはへ金利動向などに左右されることになるので、その額を前もって把握することはできません。取扱銀行によると、過去には1割近い元本割れになったケースがあるようです。

確かに、現在、中長期の金利上昇が見込まれており、高金利円定期は魅力的な商品には見えます。しかし、それは、満期まで預けた場合の話。

そのため、いったんこの商品を購入した場合、預入期間が最長になっても本当に解約せずに済むような資金なのかどうかという点をしっかり考え、資金の計画を練っておく必要があります。


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他の金融商品と比較すると高金利円定期の魅力は半減!

しかし、5年、10年預け入れなくてはならなくて、1.5%、1.6%の金利を得るだけの商品にどれだけの魅力があると言えるのでしょうか?

たとえば、500万円を預け入れた場合、1.5%の金利は75,000円です。

それに比べて、ヘッジファンドを購入すれば、うまくいけば1年で倍、リスクはありますが、優良ヘッジファンドであれば、5年、10年持っておけば、ほぼ間違いなくかなりの高リターンをたたき出してくれます。

元本保証ヘッジファンドであれば、さらにそこに元本保証の安心感もついてきます。

そう考えると、「満期特約付き円定期」を購入するのは、よほど日本円が好きな人か、もしくは全く欲のない人(すでに矛盾していますが・・・)、そして金融商品のド素人と言わざるをえません。


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